SDG’s(12)作る使う責任
2023年11月19日
「つくる責任 つかう責任」とは、私たちが生産・消費・廃棄活動などを省みて、将来にも持続可能な生産と消費の形態を確保するための活動と言えます。また、大量生産・大量消費の暮らしは、地球上の限られた資源を使い過剰生産により不要になったものは廃棄され、「エネルギー資源の枯渇」や「食品ロス」などの課題が指摘されています。限りある地球の資源を守りながら、持続可能な生産と消費のバランスを形成する生活の実践により、今後地球への負荷を減少させていくことは可能だと考えられています。
因みに「エコロジカル・フットプリント(ecological footprint、EF)」とは私たちが地球に対する負荷指標で、人間活動が地球環境を踏みつけにした足跡」という比喩で表した言葉だそうです。また、バイオキャパシティとは自然に資源を生み出す能力を示す指標です。例えば、「電力」を生み出すには、石炭や石油、天然ガスなどの多くの資源を消費しますが、石炭の埋蔵量は残り130年、石油・天然ガスは50年分ほどしかないと言われています(出典:日本原子力文化財団)。また、農林水産省の資料では食材廃棄は年間13億トン(世界の食品生産量の約3分の1)に上るそうです。
なお、私たちが身近にできる活動としては、環境に優しい食品の購入・消費、省エネ住宅、徒歩・自転車・公共交通機関の利用、選挙で環境問題(ほかにも重要な政策はたくさんあります)に取り組む候補者への投票、リサイクル活動(混ぜればごみ・分ければ資源)などがあり、まずは出来ることから始めて続けてみたらいかがでしょうか。